みかんかもしれない

 見た目はみかんなんだけど、ひょっとしたら風邪薬かもしれない。
昔からみかんは風邪の予防にいいっていいますよね。じゃあ風邪のときはどうなの?
みかんの栄養素から風邪を引いちゃったときに活躍できないかを検証してみましょう!!!
ひょっとしたら風邪のときこそみかんかもしれない。


お生まれは?日本?


 みかんの最初の栽培は4000年前の中国で当時は酸味が強く甘みが少なかったので食用としてより漢方薬や調味料として活用されていました。500年前に日本にやってきて品種改良により食用として一般に広まりました。


みかんの実力


ビタミンC
 これはもはや常識かもですね、みかんにはビタミンCが豊富に含まれています。ではビタミンCってどう良いの?  ビタミンCには、抗酸化作用や抗老化作用、毛細血管を丈夫にする働き、白血球の免疫力を高める働き、副腎皮質ホルモンの生成を促進する働き、メラニンの生成を抑制する働き、鉄分の吸収を助ける働きなど多くの効能が認められています。
白血球の働きが高まるなら風邪には良さそうですね~。
ここでとある実験を紹介
 複数のスポーツ選手に練習後ビタミンCを摂取させます。高強度の練習後は体の修復をしようと白血球はノドやハナの粘膜から離れて体の負傷しているところへ駆けつけます。するとノドの免疫力が下がって非常に風邪をひきやすい環境が整うのですが、、、ビタミンCを摂取した選手は摂取してない選手に比べて約半数しか風邪をひかなかったという結果になりました。
やっぱりビタミンCは風邪に良さそう、、、
でもまだ結論をだすのは早いですね、まだまだ続きます。


風邪には関係ないが、食物繊維も豊富!


 食物繊維には水にとけるもの(水溶性繊維)とそうでないもの(不溶性繊維)がありますが、みかんには水溶性の食物繊維「ペクチン」が多く含まれていて、体内にとりいれると腸の中で水分を調節し、便秘を解消に導きます。このペクチンは、果肉を包む袋や袋についている白いスジにたっぷり。果肉だけと比べると、約4倍も多く食物繊維がとれるので、袋やすじは捨てずに一緒に食べることがおすすめです。
これは風邪には関係ないですね(笑)


食べない皮は温性、おいしい果肉は微温性


 東洋医学の概念に温性の食材と寒性の食材があります。体が熱っぽい時は寒性の食材を食べて体を冷やし、体が冷えている時には温性の食材を食べて体を温めます。
みかんの皮は干して漢方薬として重宝されてきました。とくに熟したみかんの皮は「陳皮」といって体を温める作用が強く、煎じて飲んだり、病時食にトッピングしたりします。
温まる以外にも痰の除去や食欲をださせる効能もあります。
日陰で干すだけなので簡単につくることもできるのが利点ですね。
 食としては一般的は果肉部分はというと、微温性といって文字通りわずかに温まる作用がある、、、かも。といったレベルです。体を温める食材としてはあまり期待できませんね。
そして皮とは逆でノドを潤す効果があります。つまり痰が絡みやすくなるので注意です。
やっぱり風邪にはみかんかもしれない?
 風邪をひいてしまった時にもみかんかもしれない!でも「皮」限定で(笑)
皮の部分にはビタミンCの吸収を助けるビタミンPも含まれていますし食欲を増す効果も高い。
さらに体を温めるなら風邪のひき始めにはGOODです!
 美味しい果肉の部分はと言うと豊富に含まれる食物繊維がネックです。普段はありがたい食物繊維ですが、風邪で胃腸が弱っているときには不向きと考えられますし、体をヘタしたら冷やす方向に働くこともありそうです。もし使うなら高い熱が出ているときにミカンジュースとして果汁を飲むならありかもしれませんね!
というわけで風邪のときは

みかんの皮(陳皮)かもしれない!が正解でした~♪
つまらない話に付き合って頂いてありがとうございました(人-)感謝

2016年12月06日