雑誌のモデルさんが足を組んでいるとキレイに決まっていることがありますよね。
できる人って感じもするし、組んだほうがキレイなのかなぁ、、、。そう思ったことはありませんか?
そこで足を組んだほうがキレイになるのか、それともキレイじゃなくなるのか!
山本目線で検証しました。まずは骨格バランスで考えてみましょう。
足を組む動作は骨盤を後ろに倒すことになるので、猫背まっしぐらの100%悪い姿勢です。
さらに足を組んでいる側だけが後ろに倒れるので、左右のアンバランスを増長させます。
腰の筋肉も伸ばされた状態を強要させられるので筋肉の血行不良も加速させます。
ん~(・ε・`*) ...
どう考えてもキレイになる要素がない気がしますね。

モデルさんはどうしているの?
では雑誌のモデルさんはどのようにしてきれいに足を組んでいるのでしょう?比較しましょう。
左はモデル風に足を組んでいる方、右は一般的な足を組んだ時の姿勢を比べてみました。

左のモデルさんは骨盤を前に起こして比較的正しい骨盤の位置にしています。
ただ太ももの骨が上がっているので骨盤を後ろに倒す力が強く、姿勢を維持するのが大変です。
長い時間は耐えられないと見ていいでしょう。
右のよく見かける足を組んだ写真では無理せず骨盤を後ろに倒しています。
無理はありませんが、背中が伸びきっただらしない座り方になります。
では足を組むことでの体への影響も考えてみます。
足を組んだ時の骨格はどんな感じなの?
足を組むと骨格のバランスは崩れます。
右の図のように骨盤に捻じれが生じ、骨盤の捻じれを打ち消すために胸郭(脇腹から肩まで)が前に出る、もしくは首が捻じれるといったアンバランスな骨格になって、骨格を支える筋肉群も必要以上の力を絶えず出すことを強いられるのです。
さらには骨盤も右と左で別々の動きをするので、左右の足の長さの変化や、「骨盤まわりの太さ」まででてしまいます。
さらに肩こり、腰痛、尾骨痛、坐骨神経痛、、、、etc
考えればきりがありませんね(笑)

足を組んで与える印象は?心理面では?
足を組む動作は横柄は態度ととられ、マナー違反とされることが多いです。
しかし、打ち解けたい場合には有効かもしれません。リラックスしていることが強調されるので「ほら、打ち解けようよ」といった意思表示として受け取ってもらえることがあります。
それが顕著なのが欧米です。よく欧米の大統領や高官が日本の国会議員と話をしているシーンで足を組んで椅子に腰かけていませんか?
これは決して日本の国会議員がなめられているのではなくて「もっとフレンドリーに接してよ」のサインなのです。
特にアメリカではお互いリラックスできるように足を組んで話をすることがマナーになっているようです。

では足を組んでいる人の心理面も覗いてみましょう。男性も女性も足を組むことはあります。
足を組んでいる人は、居心地の良さからリラックスしている。
もしくは何か不安や悩み事、疑念などをがある時にも出てくる。
また、強くギュッと足を閉じるようにして組んでいるしぐさや態度は、 周囲からの拒絶や防御、警戒心を示しているサインであることもあります。
もしかしたら 拒否感を感じている可能性も否定できません。
また、女性が男性の目の前で足を組む場合は、好意を持っているか興味があり、見られたい、話しかけられたいと思っている事もあります。
足を組むのは一種の緊張の現れで、足をぶらぶらさせるのは、現状の空間にリラックスしていて安心している証拠です。
さらに足を動かすのは釣りでいう疑似餌のように、注目させる効果も期待できます。
だから 好意を持っている人に興味関心を持ってもらいたい、見られたいという願望が隠れていること
もある。
好きな人の前でついついそのような、足を組み替えたりぶらぶらさせたりの素振りを見せたら、 もっと打ち解けて親密に仲良くなりたいと思っている可能性が大いにあります。
健康のためには足は絶対に組まないほうが良いのですが、コミュニケーションの側面で見ると実に面白い姿勢だということが分かりました。
みなさんも相手に与える印象を意識してみてはいかがでしょうか(*´∇`*)